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評価:
本多 孝好
集英社
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「MOMENT」、「WILL」の続編・・・というか番外編というか。
神田と森野、二人の話でありながら、
どの話も、二人はただのサブキャラでしかなく、
しかし、いずれの話も、二人のことを語っているという短篇集。
最後には、二人の未来が書かれていて(しかし本当にほんのりと!)
収まるところに収まってよかったーと思わせる一冊でした。
悩んだり、傷ついたり、迷ったりしながらも、前を向いていく、
そんな流れは、「MOMENT」「WILL」と共通していて
静かでしみじみとした読後感でした。